藤本の日記(@Kentaro_Fujimo)

大学生の男です

最近よく聞く、「信用経済」「評価経済」ってなんだ?

 

こんにちは、藤本(@Kentaro_Fujimo)と申します。

 

このエントリは、ちきりんさん著:「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記の紹介連載エントリ、第5回です!

 

 

最近、いろんなところで、「信用経済」の言葉を耳にします。

 

いうなれば、今年は「信用経済元年」です。

 

信用経済とは?

 

「信用経済」というのは、個人の信用がそのまま、通貨として使える経済のことをいいます。

 

一方、今の世界で最もメジャーな形は「貨幣経済」です。これは諭吉や一葉、英世を通貨として使う経済のことです。

 

では、「信用経済」の特徴、そして「貨幣経済」との違いは何でしょうか?

 

今から、例を2つ挙げます。

 

信用経済の特徴

 

まず1つ目は、「VALU」や「Timebank」といった新種のサービスです。これらは、「信用経済」の浸透を、如実に表しているサービスといえます。

 

VALUやTimebankにおいて、自身の価値を測るものさしは、「どれだけその人が信用を持っているか」です。今までの、「どれだけ諭吉を持っているか」ではありません。

 

これらのサービスは、始める際、独自のアルゴリズムを使って、SNSでのフォロワーや影響力をもとに、その人の「信用を数値化」します。

 

VALUやTimebankでは、この数値を取引します。

 

なので、その人の信用が下がれば数値が下がり、信用が上がれば数値が上がります。

 

まさに、信用が通貨になっています。

 

信用経済と貨幣経済の違い

 

そして2つ目が、AirbnbUberといった、世界中で使われている、いわゆるシェアリングエコノミーサービスです。これらは、1つ目よりも前に生まれたサービスで、「信用経済」と「貨幣経済」の違いを考える時に、わかりやすい例になります。

 

AirbnbUberは、使用後、「運転者やホスト側」と「利用者側」がお互いに評価をします。

 

そこで「部屋がきれいに使われていた」や「対応が丁寧だった」などとなると、高い評価を獲得できます。

 

逆に、「連絡がちゃんと取れなかった」であったり「気遣いが行き届いていなかった」となると、低い評価になってしまいます。

 

そして、その評価は、他のサービス利用者も見ることができます。高評価の人は検索時に始めの方に出てきて、低評価の人は下の方に埋もれてしまいます。なので、低評価の人は次回以降、そのサービスを使えない可能性も出てきます。

 

つまり、現在の「貨幣経済」では「お金を払ってるんだから、あとは何してもいいだろ!」と、横柄な態度を取るお客さんがいたかもしれません。そういった人も、「貨幣(=お金)」さえ払っていれば、次回以降もホテルに泊まることができたし、タクシーに乗ることができました。

 

しかし、AirbnbUberでは、そうもいきません。仮にいっぱい諭吉を持っていたとしても、そのサービス内での評価が低ければ、ホストに泊めてもらえないし、タクシーにも乗せてもらうことができないのです。

 

これは、「信用経済」と「貨幣経済」の違いを見る上での、顕著な例です。

 

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信用は大事にしましょう

 

 

ここまで「信用経済」の特徴や「貨幣経済」との違いなどについて、整理してきました。

 

先見の明がある人は、気づいていた

 

しかし、そんな「信用経済」などと大げさな言葉を使わなくても、改まって言わなくても、これまでの「貨幣経済」の中で、「信用」は十分に幅を利かしてきました。

 

なんなら、堀江さんは「お金(=貨幣)は信用を数値化したもの」とまで言っています

 

当たり前のことですが、信用は昔から今まで、ずっと大事だったのです。ただ、それをうまいこと可視化するシステムがなかっただけです。

 

そして、先見の明がある人は、今の「信用経済」なんて言葉が生まれる前から、常に「信用」を大切にしてきました。

 

ちきりん(@InsideCHIKIRIN)さんは、そのうちの1人です。著書「「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記」のなかで、以下のように述べています。

 

信用力を売らないことも大事な方針です。ブログの読者は、私を信じてくれています。だからこそ、推薦する本のアマゾンランキングは跳ね上がり、愛用する電気膝掛けを勧めたときには、一冬で数千枚も売れたのです。リアルな社会でもネット上でも同じですが、こういう信用力は、築くにはとても時間がかかるのに、壊れる時は一瞬です。

 

当たり前のことですが、たいした額でもない紹介謝礼やアフィリエイトの報酬を稼ぐより、「ちきりんが紹介する本は、常にものすごくおもしろい!」という評判を獲得するほうが、圧倒的に価値があります。


ちきりんさんは、滅多に本やモノを紹介しません。でも逆に、たまに商品紹介をしていると、「あのちきりんさんがオススメしているくらいだから、よっぽど良いんだろうな!」と、ついつい読者は買ってしまいます。それはちきりんさんに「本当に良いモノしか紹介しない」という信用があるからです。

 

ちきりんさんは、皆が今騒いでいる何年も前から、「信用」の重要視し、コツコツと貯めてきました。

 

「信用力のため方」もより詳細に書かれている、ちきりんブログの運営術、この本に全部、書かれてます↓

「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記
 

 

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