インターネッツ永遠の議題「匿名or実名論争」にケリをつける、かもしれない。
こんにちは、藤本(@Kentaro_Fujimo)と申します。
このエントリは、ちきりんさん著:「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記」 の紹介連載エントリ、第2回です。
みんな気付いてると思うけど、著者の「ちきりん」という名前は、ハンドルネームだ。そして、メディアに出演するときは、お面をかぶっている。
それに対して、僕は今、本名&顔出しでTwitterをやっている。
だけど、僕は最初、というかほんの2~3ヶ月前まで、実はハンドルネームでTwitterをやっていた。
僕が本名&顔出しに変えた理由
リアルの友達とつながるのはFacebookとInstagram、あとLINEがあれば十分だと思い、Twitterは自分の情報収集のためと割り切って始めた。当然、ツイートは記事に対するコメントが中心になる。それは、友達にとっても面白くないだろうし、僕も、変に意識高いやつだなとかも思われたくなかった。だから、ハンドルネームで始めた。
ただ最近、Twitter上の人と、実際にリアルでつながるケースが出てきた。その際、ハンドルネーム&顔伏せよりも、本名&顔出しの方がスムーズに話が進むなと思い、もう面倒くさくなって、後者に切り替えた。
それが、一番大きな理由。
匿名から実名顔出しへ
あと、今だけじゃなくて今後、僕がTwitterやはてなブログの運営に注力していく中で、本名&顔出しの方が信頼度を得やすいなと思って、切り替えた。
それ以外で言うと、ハンドルネーム&顔伏せにしてると、変な安心感があって、リアルなら言わないことでも、言ってしまいそうな気がした。ネット上にばらまいた瞬間、それは鍵アカでもハンドルネームでも、その発言なり作品は、世界中の人すべてに晒すということなんだけど。
だから、変な安心感を感じるくらいだったら、もう本名出して緊張感持った方が、逆に自分を守ることになるなとも考えた。
ただ、別にどっちが良いとか悪いとかはない。これは本当に、一長一短だと思う。等価交換だと思う。鋼の錬金術士は、最高に面白いと思う。
実名と匿名、それぞれのメリット・デメリット
ちきりんさんは最初、「ちきりん」としての活動を会社員時代に始めた。だからまあ、ハンドルネーム&顔伏せも当然と言えば当然だ。
そしてその後、会社を辞める際に、ちきりんさんは実名を検討した。ただ結局、そうはしなかった。ちきりんさんにとっては、「有名になって活動の幅を広げること」よりも、「自分のプライベートを守ること」の方が優先順位が高かったからだ。
この前者と後者のメリットは、同時にお互いのデメリットになる。
今の時代、実名&顔出しで少しでも有名人になろうもんなら、すぐ週刊誌に狙われる。何かやらかせば、ほぼ一般人みたいな人でも、ネット上やワイドショーで話題になる。そして、「一億総正義面社会」のもと、徹底的に叩かれる。
じゃあ、ちきりんさんみたいに素性を明かさないまま、活動すればいいじゃないかと考えるだろう。
ただ、これができるのは、本当に一握りのズバ抜けたスキルを持っている人だけだと思う。
同じくらいの面白さで文章を書いている人が2人いて、片方が本名&顔出しで、もう片方がハンドルネーム&顔伏せである状況を想像してほしい。皆、前者に仕事をお願いしたいと思うはず。だから、本当にその「中身」だけで、勝負できる人、その「中身」が特段に他人より面白い人じゃないと、ハンドルネーム&顔伏せで活躍するのは、難しいと思う。
以上のような色々なことを総合的に踏まえて、僕は今、「実名&顔出し」で、やっている。
ちきりんさんの「匿名or実名議論」についての、詳細な見解が書かれているのは、この本↓
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