今の時代、ネット上で人名だす時は、出来る限り全員「さん」付けしたほうがいい。
こんにちは、藤本(@Kentaro_Fujimo)と申します。
このエントリは、ちきりんさん著:「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記紹介連載エントリ、第6回です。
第1回 両方やってみて感じた、「はてなブログ」と「note」の違い
第2回 インターネッツ永遠の議題「匿名or実名論争」にケリをつける、かもしれない。
第3回 読書人永遠の議題「電子書籍or紙論争」にケリをつける、かもしれない。
過去数回にわたって紹介してきている本著ですが、今回は、その中でも特に、僕が影響を受けている内容についてです。
まずは引用から。
オンラインからオフラインへのつながりが現実的になりつつある今、ネット上で活動するすべての人には、次のふたつの選択肢が与えられています。
ひとつは、ふたつのつながり(Online to Offline, 以下O2O)を自分から切断するという選択で、もうひとつが、どちらの世界でも通用する振る舞いをすることで、O2Oのメリットをフルに享受する、という選択です。
僕はこの箇所を読んで以来、「いまネットに書き込んでいるその言葉は、リアル世界でも同じように言えるか」ということを自問自答するようになりました。
これだけネットとリアルがシームレスになった今、「リアルでため込んだ鬱憤(うっぷん)をネットで吐き出す」なんていう行為は、通用しません。
記憶に新しいところでは、ヒカルさんのVALUの件が顕著ですが、炎上すれば、たちまち住所や本名がすぐにバレてしまう時代です。
匿名でやってるから大丈夫だろう、というのも甘い考えなのです。
本名でやってるなら、なおさら気をつけなければなりません。
ネットとリアルで言動が明らかに違う人は、これから、信用を得ることが難しくなっていきます。
ネットでの発言は、すべて記録されます。
リアルの世界だけ良い態度をとっていても、ネットで毒を吐きまくっていたら、それはいずれ、すべて白日のもとにさらされます。
ネットとリアルで、態度が乖離しているのはダメ
短期的には、ネット上で有名人を叩いたり揶揄したりすることによって、いいねやリツイートを集められるかもしれません。
しかし、そんな目先の小さな快楽にとらわれて、自分の大きな可能性をつぶすのは、大変もったいないことです。
「可能性」とは、自分が憧れている人や尊敬している人と、「つながれる」という可能性です。
今の時代、ネット上でのつながりから、実際にオフラインでの関係にまでなるということは、よくあります。
実際、ちきりん(@InsideCHIKIRIN)さんも、以前から堀江貴文(@takapon_jp)さんの発言が非常に鋭く、本質を突いていると思うことがよくあったそうです。
それで、ちきりんさんはそのことをブログやTwitterでも書いていました。
すると、なんの面識もなかったにも関わらず、堀江さんからTwitterでフォローされました。
そして、ちきりんさんの処女作である「ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂)」の帯に、推薦文までもらったのです。
どうせすべて発言が残ってしまうなら、自分が好きな人や尊敬を持っている人に対しての、好意的な発言ばかりで、僕の記録を埋め尽くしたいです。
そういう意識から、好きなライターさんやインフルエンサー、起業家の方などが書いた記事や受けたインタビューについては、肯定的なコメントとともに、積極的にTwitterでつぶやくようにしています。
とにかく「リアルとネットでの言動一致」というのが大事です。
だから、冒頭で紹介したちきりんさんの本を読んで以降、僕は人名をTwitter上で出す時には、必ず「さん付け」をするようにしました。リアルで会った場合、初対面の人にいきなり呼び捨てなんてしないです。これに関しては、自分が尊敬しているしてないは、関係ないです。
(ただ、僕の趣味である野球ニュースについてコメントするときは、いちいち選手名にさん付けしてたらコメントのリズムが崩れるし、Twitterの制限が何文字あっても、言いたいことが言い切れないので、そういう時は例外もあります)
あと、新しく発表されたサービスや、法律について僕の所感を述べる際、否定的な発言をする時もあります。ただ、それは逆になんでもかんでもおべっかを使う方が、信用を失くします。
人格否定や悪意のある非難はダメですが、モノやサービスについての是々非々な発言は、僕は大丈夫だと考えています。それが結果的に、信用にもつながります。
諸刃の剣であるネット上での発言、どうせなら一時の快感に消耗するのではなく、良好な出会いのために、活用していきたいです。
ネットとリアルの境目がなくなってきている今、ネットが生活のインフラとなった今、タイトルは「メディア」という単語が出てきていますが、この本はネットを使う人なら全員が一度は読んでおいたほうがいい良書です。
僕もネット上での振る舞いの指南書にしています↓
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