藤本の日記(@Kentaro_Fujimo)

大学生の男です

松本人志の「ドキュメンタル3」に新ルール追加されて、ほぼ「ガキ使」

  

こんにちは、藤本(@Kentaro_Fujimo)と申します。

 

 

*最新ドキュメンタル3のレビューを行っていきます

 

ゲーム開始前


まずは、キャストの確認

 

前回はわりと個の能力が高いメンバーを選出した感じだったけど、今回は能力の高さよりも、タイプとして変化球ボケメンバーが重視された印象。あと、外見が小太りorがっちり大型の人が多かった。あんまり関係ないけど。

 

僕は前回、「丸腰で戦える中堅芸人」の増員を希望していたのだけど、今回はパッと見る限り、フット後藤サンド伊達、あとケンコバもいけるかな。前回が宮川大輔フジモンの2人だったから、まあ一応、1人増員されたということか。

 

そして、上述のメンバーは同時に、場を仕切っていかなければならない。ボケ役が真面目に話してたら、この番組の醍醐味がなくなってしまうから。

 

実際、主催者である松本も「今回は、後藤と伊達の2人がツッコミ役になって、展開をリードしていくのではないか」と言っていた。

 

そして、何と言っても今回の目玉キャストは、

 

 

山本圭一

 

復帰してから地上波にはほとんど出ておらず、僕も戻ってきてから始めて見た。というか、シンプルに始めて見た。10何年前の事件のことは、当時僕が小学校低学年だったこともあり、全然知らないし、何なら加藤はピン芸人だと思っていた。それくらい、知らなかった。当時の詳細も知らないから、地上波に出るべきかどうかという意見も僕は持ち合わせていない。ただ、彼は「地上波に対してのプレゼン」という意気込みで今回の番組に出るということなので、単純にどんな笑いをする人なのか、見てみようと思う。

 

今回、また大きなルール変更があった。それが、

 

「ゾンビタイム」の導入。

 

これは何かと言うと、レッドカードを喰らい退場になった芸人が再びゲーム会場へ戻り、まだ生き残っている芸人を笑かしにかかるというもの。ゾンビ役の芸人をは、別に笑っても構わない。笑かしても、復帰できるというわけではない。ただ、残っている芸人全員を笑わせることができれば、ゲーム自体がノーゲームとなり、自身が出資した100万円が戻ってくる。つまり、レッドガードをもらった時点で1000万円は手に入らないけど、ゾンビ役として頑張ればプラマイゼロにはできるということ。それが、ゾンビ役のインセンティブだ。どんどん「ガキ使」に酷似していくじゃねえか。。

 

この「ゾンビタイム」の恩恵を大きく受けるのは、恐らく勢い命の若手芸人or当落線上の中堅芸人。今回のメンバーの中なら、岩橋、RG、あと山本圭一

 

これらの芸人は、僕の勝手な予想だけど、1000万円以上に「面白かった」という手応えが欲しい。だから、序盤からレッドガード食らう前に出すもん出しちまえと、バンバン持ってきたネタを出す。そこで、最悪なパターンが、そういった芸人が残ってしまった場合だ。もう、ネタがない。ネタがないから、脱ぐしかない。脱いで、下ネタに走る。そして、そうやって追い込まれてやった下ネタはただただ下品で、面白くない。前回の最後小峠とジャンポケ斉藤のラスト10分とか、本当にひどかった。

 

「ゾンビタイム」は、これを解決する策になると思う。どういうことかと言うと、別に用意してきたネタを出しきれずにレッドガード食らっても、中盤以降にゾンビ役として、ネタを披露できる。

 

だから、必要以上に序盤から飛ばさなくていい。僕ら視聴者にとっても、前半に起こりがちなネタの交通渋滞に付き合わなくていい。

 

実際、新設されたこの「ゾンビタイム」が、ゲームの行方を大きく左右した。

 

ゲーム開始

 

まず、前半から松本が厳しめにジャッジしていった。前回は、前半、甘々に判定しすぎて後半になっても多くの芸人が残ってしまい、後半すごく厳しくなるという現象が起こっていた。今回、前半から厳しくなるという現象が起こったのは、おそらく、導入されたばかりの「ゾンビタイム」を中盤以降に仕掛けようと思った時に、レッドガードを喰らった芸人が少ないと困ると思ったからだと思う。そんなところでも、「ゾンビタイム」が影響力を発揮していた。

 

ただ、そんな中、フット後藤だけに関しては、ジャッジがものすごい甘かった笑

 

始まる前、松本がリード役を後藤とともに期待していた伊達が、ボケ役に走ったからだ。だから、もし後藤がいなくなってしまったら、場を仕切る芸人がいなくなってしまう。前回、フジモンへの判定がゆるかったのも、同じ要因だと思う。仕切る人がちゃんといないと、ボケの交通渋滞が頻発してしまう。ただ、それにしても、後藤ゲラすぎ。

 

そして、中盤以降、ついに「ゾンビタイム」のお披露目。レッドカード喰らった芸人たちの、即興コントが繰り広げられる。

 

これは、確かに、見る側(僕たちのこと)にとっては良い。中盤以降、ネタ切れした芸人たちの、中だるみや苦し紛れの下ネタ見せられるよりも、よっぽど良い。実際、なかなか面白かった。

 

ただ、「面白い芸人」を決めるという最初の趣旨に照らし合わせると、どうなのかなとも思う。最後、残った芸人に試されていたのは、面白いことを「する」能力ではなく、面白いことに「耐える」能力だった。

 

ゲームを終えて

 

あと、今回、変化球ボケ芸人が多く出ていて気づいたけど、ドキュメンタルには、彼らのようなタイプは向いていないな。

 

彼らが笑いを起こす順番としては

 

  1. 文脈に関係のない、意味のわからないことをする。
  2. 場が一瞬、「?」となって停滞する。
  3. その沈黙を受けて、「何をやってるんだ」と言って笑う

 

というもの。

 

ドキュメンタルの場合、②の「?」のところで一旦冷静になって、タメができる。ここのタイミングで、みんな、笑ったらダメなら、笑うのを我慢できる。だから、今回だとRGや岩橋のような変化球タイプは、ドキュメンタルと合わないんじゃないかと思う。実際、「どういうことやねん」というマジレスを、中間芸人から何度か喰らっていた。

 

ダウンタウン松本は、なんだかそういう芸人が好きそうで、毎回結構な人数、そういうタイプの芸人を招集するのだけど。

 

ただ、かといってドキュメンタルで大体笑いが起きるのは、しっかり段取り踏んだ正統派でもない。何気ない、油断している時に起こる、ふっとした笑いのものが多い。「笑い」って、本当に奥が深い。

 

ということでどんどんと「視聴者ファースト」が進む、ドキュメンタル。ただ、芸人が異口同音に「頭がおかしくなる空間だった」というのは、なかなか他の番組では演出できない要素だなと思うから、そこの空間づくりはなんとか死守してほしいところ。

 

 

 

第1回レビュー

fujimoto.hatenadiary.jp

 

第2回レビュー

fujimoto.hatenadiary.jp

ヒカルさんがVALUの件に関する謝罪記事出したけど、それについて色々と思うこと

 

こんにちは、藤本(@Kentaro_Fujimo)と申します。

 

dot.asahi.com

 

 

ヒカルさんが、今回のVALUの件について、記事を出した。

 

少し、痩せたかな?どちらにしろ、ものすごく疲労感のある表情。スーツ着てるところも、始めて見た。

 

もう、最近は偽アカウントが出回りすぎてたから、なんならこのニュースもデマなんじゃないかと思ったけど、どうやら本物のようだ。

 

ということで、記事の中身を見てみる。

 

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出典/AERAdot.

 

*インタビュー形式で書かれた記事の中から、僕が気になった箇所を抜粋して、コメントする形式で書きます。

 

――反省点とは?

 

知識がない分野に安易に足を踏み入れてしまったことです。そして自分の影響力の大きさを甘く見ていたことも反省しています。

 

反省点が、少しズレてる気がする笑

 

まず、「知識がない」という点。ヒカルさんは、儲けた側なんだから。どちらかといえば、損した方が知識がなかったと言える。当時のVALUの仕組み上、ヒカルさんがやったようなことはできるよね、ということを知らなかったんだから。知っていたが、純粋に応援する気持ちで買った人もいるかもしれないけど。

 

あと、2つ目の「自分の影響力を見誤った」というのも、別に反省点ではない。よく、アルファツイッタラーが「自分の影響力を考えてください」というクソリプをもらってるけど、それはあんたが勝手に影響されてるだけだろって思う。だからまあ、そこはヒカルさんが反省する必要はない。

 

どちらかと言うと、ヒカルさんが謝罪するべきは、VALUの件以降の対応だと思う。色々とイベントが中止になったり、対応が右往左往してたから。随分と前からスケジュール抑えて、お金も払って、ヒカルさんや禁断さんと会えるの楽しみしてた人、たくさんいただろうから。

 

 

 

――タイミングを考えると、利益を得るために「売り逃げた」と感じる人も少なくないと思います。「お金をもうけよう」という気持ちはありましたか?

 

ゼロです。そこははっきりと否定させてください。VALUでお金を稼ごうと考えたことは一度もありません。僕らの知名度を上げるためのツール、動画のネタにしたいという思いしかありませんでした。

 
ここは、良くも悪くも本当だと思う。この少し前に、年収5億って記事が出てた。多少盛ってたとしても、まあある程度のお金は既にもらってるはず。ここで、視聴者の信用を切ってまで、(ヒカルさんにとっての)小銭稼ぎに走るメリットがない。それよりは、話題作りのための1つの手段という方が近い。これまでの動画も、「お金使う」というのが、ヒカルさんの動画の大きな特徴だったから。

 

 

 

――今後について教えてください。

 

YouTube以外の知識の及ばない分野には二度と手を出さないと決めました。これまで、あえてビッグマウスのキャラクターを演じてきた部分もありました。少し変えていくかもしれません。

 

ここは、少し残念。どっちのコメントも。まず、YouTubeの外から出ないこと。ヒカルさん、YouTubeでの影響力を使って、もっと大きなことをしたいと常々言っていた。それを今回の「失敗」でYouTube内に留まってしまう道を選ぶのは、活動のスケールが小さくなる気がしてしまう。

 

次に、2つ目の「ビックマウス封印」。ヒカルさん、あえて生意気に振舞うことによって、自分にプレッシャーをかけていた部分もあったと思う。そこを変えてしまうのは、これまでエンジンとして使って着たアンチからの声に、屈してしまう形になるから。

 

ただ、今回ばかりは本当にアンチからの攻撃がひどかったんだと思う。これまでこだわってきた毎日の動画投稿を休まざるをえないくらい、精神的に参っていたんだと思う。

 

 

 

まとめ

堀江さんの時もそうだけど、ビックマウスで、何か大きなことをしようとしてる若者が失敗した時に、待ってましたとばかりに一斉に総攻撃仕掛けるの、やめた方がいい。今回のVALUの件は褒められたものではないけれど、仮にも登録者数250万人いってる、未来あるYouTuberなんだから、一度の失敗でその芽をつぶすの、とってももったいない。(登録者買ってるかどうかという議論は、部外者には真実がわからない以上、あまり意味がないと思う。単純に、自分が面白いと感じるかどうかを、視聴者とか企業の担当者は判断基準にすればいい。)

 

近日中に謝罪動画出すって言ってたけど、間違いなく、低評価の方が多くなるし、批判コメントが多くなる。なんなら、コメント欄や評価欄、封鎖するかもしれない。

 

でも、ずっと面白い動画を出し続ければ、また高評価の方が多くなってくる。はじめしゃちょーも、復帰した時はボロクソ言われてたのに、今はその跡形もなくなった。

 

同じ兵庫県出身で、僕より少し年上なだけなのに、面白くいこと、大きなこと、いっぱいしてて、僕もヒカルさんの行動力を見習わないとなって、刺激もらってた。

 

まあ今はとりあえず、ボロボロになってるであろう心身をしっかり休めてほしい。

 

それでまた気が向いたら、世間の常識を打ち破ったりする面白い動画、また見たい。

 


公開していいの?DMM会長との対談の一部始終を完全公開します

インパルス板倉さん原作の漫画、「トリガー」と「蟻地獄」が超絶おもしろいから、全力で紹介させてほしい

 

こんにちは、藤本(@Kentaro_Fujimo)と申します。

 

 

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出典/斜め上からこんにちは

 

写真は僕ではなく、板倉さん。最初に言っておくと、今からインパルス板倉さん原作の漫画「蟻地獄」と「トリガー」を、全力でオススメする。めちゃくちゃ面白かった!!

 

どうやら後から知ったのだけど、この両者の漫画の原作は、小説として書かれていたらしい。お笑いの方も、基本的には板倉さんが書いていて、一捻りした設定のものが多い印象だった。まさか、コントの台本だけでなく、小説を書く才能まであったとは。。

 

両作の原作となった小説→

トリガー

トリガー

 
蟻地獄

蟻地獄

 

 

まずは「蟻地獄」の方。僕は最初にこっちを読破したんだけど、板倉さんが書いたのは、「トリガー」の方が先らしい。

 

あらすじとしては、まず主人公の二村孝次郎は、幼馴染で親友の大塚修平と一緒に、イカサマを使ってカジノでの大儲けを策略する。

 

で、イカサマが成功して、大金を手に入れたかと思いきや、全部バレていて、店のオーナー共々にボコボコにされた挙句、主人公の二村孝次郎は親友の大塚修平を人質に取られてしまう。

 

期日までに300万円を用意しなければ、代わりに親友の臓器を売り飛ばすと言われた主人公は、親友を守るため、その代わりに売り飛ばす臓器を探しに行く、というのが大まかなあらすじ。

 

もう既にここまでのあらすじまでで、話がぶっ飛んでいる。そして、ストーリーももちろん面白いんだけど、それと同じくらいインパクトが強いのがその絵。2作とも、板倉さんは、武村勇治さんという方とタッグを組んでいる。この方の絵がなんともグロテクス笑

 

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ストーリーの序盤から、遠慮なく主人公が血まみれになる

 

臓器売り飛ばすことを目的にしているくらいだから、バンバン血が出てくる。途中、サイコパスなんかも出てくるんだけど、マジで顔が不気味。そういう絵が苦手な方は、この作品は遠慮して置いた方がいいかもしれない。

 

紹介が遅れたけど、僕がエンターテイメント(映画や漫画、アニメなど)に最も求めることは、「頭を使うこと」、「心理戦」と言い換えてもいい。

 

お互いが複雑な事情を抱えながら、何とか自らの目的を完遂するために脳をフル回転させて、死力の限りを尽くす。僕はそんなストーリーがたまらなく好きだ。他の例を挙げておくと、「鋼の錬金術師」と「HUNTER×HUNTER」。ハガレンは、今冬の実写版を楽しみしているし、HUNTER×HUNTERも連載再開を嬉しく思っている。

 

これを踏まえて、ストーリーの方にもう少し踏み込んでおく。主人公の二村孝次郎はどうやって臓器を探そうかと考え、訪れた場所は「自殺サイト」だった。死人の臓器なら、取っても誰にも迷惑がかからないだろうし、ましてや山奥などの人気のないところで自殺した人なら、臓器も取りやすいし、バレにくい。

 

ということで、二村孝次郎も、自殺志願者を装って、当日の集団自殺会に参加する。までは良かったのだが、他に集まった人たちもどうやら訳ありのようで、そう簡単には死んでくれないし、臓器も取らしてくれない。

 

二村孝次郎は、果たして親友を助けることができるのか!?!?というのが最大の見所だ。

 

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読んでその後の展開を予測するのに、とても頭を使う!

 

常に予想を裏切られる、ハラハラドキドキの展開に、どんどんとページをめくってしまった。ぜひ、みんなも読んでみてほしい。

 

コミック版→

蟻地獄(1) (ニチブンコミックス)

蟻地獄(1) (ニチブンコミックス)

 

Kindle版→

蟻地獄 1

蟻地獄 1

 

 

 

次は、「トリガー」。

 

こっちの方も、控えめに言って、

 

 

サイコー。

 

またこちらのあらすじも、ぶっ飛んでいる。時代設定は2028年で、世の中はめっちゃ荒れているらしい。それをなんとか収めようと、クーデターを起こして新たに王になった冴木は、「射殺許可法」を制定する。

 

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設定からして、ぶっ飛んでいる

 

「射殺許可法」とは?


この法によって、各都道府県に1人ずつ「トリガー」が配置されることになる。トリガーは、自分が悪者だと思ったやつは、自由に射殺していい。それで警察に罰されることは、全くない。

 

国王・冴木の考えとしては、民衆はそのようなトリガーの存在に怯えることによって、世の中から犯罪がなくなるというものらしい。

 

話は、一作を通じてずっとつながっているというより、何話かごとにそれぞれの都道府県のトリガーに焦点を当てていくという方式をとっている。

 

序盤では、単に悪いやつにも関わらず、法では裁けない悪人を、トリガーがバンバン撃ち殺していくというスカッとした展開。(遅くなりましたが、こちらの漫画ももれなく死体や血が遠慮なく描かれます)

 

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「蟻地獄」と同じ原作者、漫画家なので。。

 

ただ、途中からトリガーが一筋縄ではいかなくなる。みんな、それぞれの背景や思いがあって、トリガーになっていて、その銃の使い方も十人十色。そこが、面白い。トリガーのくせに、全く人を撃たない人とか、最終的に自分を撃っちゃう人とか。

 

トリガーは、全部で15人くらい出てくるんだけど、今回はその中でも、僕が一番お気に入りのストーリーを紹介する。

 

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名ストーリー!

 

彼は、キレイな奥さんもいて可愛い息子もいて、本業の仕事の方も順調で、絵に描いたような、「リア充」。トリガーの仕事も、正義感を持って、忠実にこなしていた。

 

そんなある時、トリガー加瀬智彦の愛妻・陽子が重病にかかってしまう。しかし、その病気を治せるスーパー外科医が、一人だけいた!

 

ただ、そのスーパー外科医には、一つ秘密があった。それは、自分が手術する患者の中で、気に入った女性を、強姦していたのだ。

 

看護師からそれを聞いたトリガー加瀬は、スーパー外科医の元へ行く。しかし、そのスーパー外科医はいたって冷静だった。なぜなら、今、この状況で愛するトリガーの妻を救えるのは、自分しかいないとわかっていたからだ。とことんまでクズやろうな奴だが、実際にトリガーも悩む。今までの自分のトリガーとしてのポリシー「正義」を守るか、妻を守るか。

 

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トリガー加瀬は、愛する家族を守れるか

 

彼の決断とその後の展開には、思わずうるっと来てしまった。

 

そのほかにも、「おお!そう来たか!」と思える展開のトリガーばかりで、次の話が楽しみで仕方なかった。楽しみだけでなく、どこかトリガー皆、寂しげな背中を見せるような場面があり、「正義とは?悪とは?」についても、思わず考えさせられる。

 

 コミック版→

トリガー 1 (マンサンコミックス)

トリガー 1 (マンサンコミックス)

 

 Kindle版→

トリガー(1)

トリガー(1)

 

 

 
そんな僕絶賛の漫画「蟻地獄」と「トリガー」。単行本で買ってもいいのだけど、とりあえず無料で試し読みしたいという人は、漫画アプリ「マンガトリガー」からどうぞ。特に作品のトリガーとは、関係ない。前半というか、結構な量、無料で読める。後半からは有料になるけど。僕は単行本を買わずに、このアプリの中で最後まで読んだ。確か1「話」120円。単行本だと、トリガーの場合、1冊に5~6話収録されてるから、有料以降分は、kindle版だと単行本で買った方が安く、コミックスの方だと同じくらいって感じかな?(Kindle版→497円 コミック版→617円)

 

 

まあとにかく、単行本でもアプリでも、とにかく読んでみてほしい。それを読んだ上で、インパルスのコントなんかも見ると、また違った見え方がしてくるかもしれない。

 

 

ぜひ、ご一読を。生まれて初めて、僕が他人に紹介する漫画。

福島原発の凍土壁工事、水位が逆転する意味がわからなかったから、色々と調べた

 

こんにちは、藤本(@Kentaro_Fujimo)と申します。

 

 

福島原発の汚染水対策として、凍土壁の最終工事が始まったらしいけど、その度に出てくる「水位が逆転するおそれがある」の意味が分からなかった。それは僕が水位は凍土壁の内外という2箇所で考えていたから。「A.凍土壁の外」「B.建屋の外」「C.建屋の中」の3箇所で考えると、合点した。

 

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「凍土壁の内外」で二元論的に考えてしまうと、「凍土壁を作って外から水が入ってこなくなるのに、どうして内側の水位が上がるんだ?」となる。凍土壁の内側で、さらに「建屋の内外」と分けると、一気に解決する。

 

つまり、凍土壁によって水が流れて来なくなる&井戸で汲み上げると、「B.建屋の外」の水位が大きく下がる。そうして「C.建屋の中」より水位が低くなると、建屋の中にある汚染水が建屋の外に流れてしまう。これを、懸念していたのだった。

 

僕と同じ疑問を持ってる人が、日本にあと6人くらいいるはず。そんな方々の助けになればと思って、拙い絵と共に僕なりの現時点での理解を書いた。凍土壁も賛否両論あるようだけど、僕はどちらかの主張をするために、この記事を書いたわけじゃない。というか、現時点で意見を持てるほどに情報を持ちえていない。

 

でもだからこそ、皆で凍土壁、だけじゃなくて原発や福島について考える際、凍土壁の知識は持っておいて損はないなと思って、今回書いた。

 

誰か一人でも、僕と同じような疑問を持った人がググってこの記事にたどり着いてくれたら、うれしい。

 

専門家や詳しい方など、もし間違ってたら、ぜひ教えてください。

「polca(ポルカ)」で支援する際のスムーズな導線設計が、逆にレイトマジョリティへの浸透を妨げるかもしれないという話。

 

こんちには、藤本(@Kentaro_Fujimo)と申します。

 

 

前回は、polcaの基本的なところを書いた。そして今回は予告通り、polca普及の前に立ちはだかるであろう、意外な敵について書いていく。

 

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最初、春先にこのアプリのプレスリリースを見た時、

 

 

レダ

 

 

と思った。

 

ちょうどその頃、とある件で、僕はクラウドファンディングをしようかなと考えていた。だけど、ツイッターのフォロワー数300人弱の僕がSNSで宣伝したところで、拡散力は全く見込めない。

 

当時やろうと思っていたリターンの内容的にも、やったとして、もし支援をもらえるなら周りの知人や友人からが一番可能性が高いかなとか考えていた。(そのクラファンの件については、支援を募ろうと思っていた案件自体の進捗状況があまり芳しくなく、とりあえず保留中)

 

そんな時、「polca(ポルカ)」の存在を知った。これなら、僕みたいな一般ピーポーでも、別にインフルエンサーでなくても、支援を募れるのではないか?もっとゆるくて優しいファンディングができるのではないか?と告知動画を見ただけで伝わってきた。

 


フレンドファンディングアプリ「polca(ポルカ)」 ~誕生日会編~

 

クラファンをできてないフラストレーションが多少溜まっていたこともあり、ポルカはとりあえず何かやろうと思った。多少本来の使い方とはズレていても、新しい経済のあり方を少しでも感じたかった。

 

ちょうど、僕が幹事というか、仕切る予定(サンドウィッチマンのライブに行く)があったので、半ば強引にポルカを活用することにした。立てたイベントの名前は「サンドウィッチマンのライブに行きたい!」と、それっぽくしてみた。目的は「チケット代の徴収」。

 

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この時、一瞬めちゃくちゃ葛藤した。僕の悪い癖「必要以上に気遣いして、自分が気疲れする」がここで発動しかけた。

 

「そんなの当日現金でええやん」と言われるのではないか
「何イキってんねん」とか思われるのではないか
支援誘導画面のURLを貼って、お金払ってくれなかったら気まずくなるなー

 

とか、色んなことが頭をよぎった。けどもう、やると決めたらやる。別にこれを使うことは良いことなんだから、躊躇(ちゅうちょ)する理由はない。なんならむしろ、当日現金を払う手間を省いてくれてありがとうと、感謝して欲しいくらいだ。

 

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最初の反応はまずまず良好だった。ありがとう!とかっていう反応がすぐに返ってきて、なんだ、案外いけるんじゃないか、と思っていた。ただ、ありがとうというのは単に色々と段取りしてくれたことに対する労いで、別にポルカを紹介してくれたことに対する感謝ではなかったのだろうか。そこから2~3日、待てど暮らせど支援の通知が来ない。1人、すぐにアカウントを作ってくれた友人がいたけど、ウォッチだけで支援まではしてくれていなかった。やはり、ダメなのか。。

 

一旦、遠回しにリマインド作戦を実行するため、概要メールを貼り付けてグループを稼働させた。これで1人か2人でも払ってくれれば御の字だ。と思っていたら、トントン拍子に支援は進み、あっという間に全員がライブのチケット代を払ってくれた。

 

ヤッターー!!

 

なんだ、案外やってみるもんだな、とか月並みな感想が浮かんできた。

 

当日、友人たちにポルカについての率直な感想を聞いてみた。「登録などの手間は煩わしくなかったか」と。

 

すると「おう、大丈夫やったよ」と嬉しい返答が。別に僕が作った訳ではないけど。というのもpolca(ポルカ)、僕自身が実際にユーザー登録やイベント企画している時に思ったけど、非常に楽だ。

 

入力する情報が本当に少ない。最初は携帯番号入れてSMSで確認コードもらえば、それがパスワード代わりになるし、ユーザー名さえ登録すれば、他の生年月日や性別も入力しなくていい。プロフィール欄を充実させなくていい。「フレンドファンディング」という、そもそもお互いを知っている知人・友人間のみでの支援を想定しているからだろう。これは、クラウドファンディングやVALUとの大きな違いだ。

 

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カード登録も、超楽ちん

 

あとはクレジットカードも、「カメラで読み取る」を選択すれば、カメラで撮った後、カードの使用期限を入力すれば終わり。めんどくさい何桁もの数字を打たなくていい。因みにイベントを立案するのも、タイトルと写真だけでいいから、慣れれば10分程度で完成する。本当に楽。

 

これだけ簡単なら、めんどくさくて途中離脱などの心配をしなくていい。多分だけど、ポルカの設計に関して、エンジニアの方々やサービス設計者の方は、非常にここら辺は配慮されたと思う。ポルカスタッフの方々、本当に素晴らしいサービスをリリースしてくださり、ありがとうございます。

 

僕は調子に乗って、その日の夜の焼肉もポルカを使った。支払いの際、割り勘にして皆から小銭をジャラジャラともらうのが嫌だったし、ここで僕がカードで払えば、めちゃくちゃカッコいいと思ったからだ。そしたらその店、カード払いがNGで、僕の財布から大量の現金が吹っ飛んだだけだった。。

 

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店を出た後、早速イベントを立てた。タイトルは「焼肉の値段を割り勘したい!」。これに至っては「焼肉に行きたい!」ではなく、もう事後だ。

 

僕はみんなに前回のサンドウィッチマンの支払いの時に、必要な情報は登録してるから、あとは「支援する」ボタンを押すだけだよ。ねっ、楽でしょ!?と、殊更に手軽さを強調しながら支払いを促した。僕が少しでも早く集金するためではなく、ポルカの良さをアピールするためにだ。そしたら、意外な答えが返ってきた。

 

 

 

そんな簡単に支払いできたら、お金払う感覚がなくなって怖いなー

 

 

 

???

 

 

 

なるほど、そう来たか。そうか、ポルカ一般ピーポー普及への障壁は、こんなところに潜んでやがったか。

 

僕は最初、クラウドファンディング、特にフレンドファンディングで知人・友人に支援をしてもらおうと思ったならば、アプリダウンロードからユーザー情報登録、カード登録情報までの手間を超えるメリット、リターンを用意するのがカギだなと考えていた。

 

いや確かに、もちろんそれが基本的な一つの境界にはなると思う。

 

ただ逆に、導線設計が簡単過ぎれば過ぎるほど、ユーザーが抵抗を感じてしまう場合もあるんだということに気づいた。ポルカは特に、クラウドファンディングと違って支援金額が予め決められているから、「支援する」ボタンを押した瞬間に、支援が完了してしまう。僕はこのUXに非常に好感を抱いていた。というか、この「なめらかさ」こそが、家入一真さん、というかcampfireやpolcaの理念の根底にある。

 

 

 

 

この多くの日本人に未だ根強く残るの現金信仰、どっから来てるんだろ。マジで卒論のテーマにしたいくらい。

 

最近も、現状が顕著に出ている記事が出ていた。

 

コンビニの支払い、4割が現金派 - 電子マネーやクレカを使わない理由は?
https://buff.ly/2wU47G4

 

この記事にも出てくる、よく現金主義者が言う「カードだと使いすぎそうで怖い」理論、「部屋にテレビがあると勉強できない」理論くらい、本質からズレてる気がするだけど。。いや、それは自分の意思の問題だろ、と。

 

というか、支払いのタイミング(現金orカード)って、その商品なりサービスなりの購入を決断した後なんだから、購入を迷うタイミングで現金かカードとかってチラついてるの?って不思議なんだが。今財布に2000円しかないから、この服は買えないとか、そういう感じなのかな。本当に欲しい服なら、カードで払ってもそれは「使いすぎ」とは言わないんじゃないか?管理のしやすさで言うなら、使用記録が全部残ってるクレジットの方がいいのではないか?それで毎回、無駄なことに使ったなとかっていう反省がもしあるなら、それを翌月以降に活かせばいいのではないか?

 

なんとか「使いすぎそう」理論を論破しようと思ってたまに考えるんだけど、1分くらい考えると、毎回「それは個々人の勝手か」という結論に達してしまい、彼らのために自分の思考リソースと時間を割くのが勿体無くなってくる。

 

でも、僕の勝手なイメージだけど、自己破産とか借金する人ほど現金主義者っぽいし、高所得者ほどカード支払いしてる気がするだけど。地下経済の人以外は。メルカリとか最近話題の「CASH」ってアプリとか見てても、お金に困っている人ほど、データ上のお金から物理的なお金へ近づいていっている傾向があるような気がする。

 

「それは高所得者で大きい金額払ってるから、カード使ってるんだろ」と反論あるかもしれないけど、それに関しては僕は順番が逆だと思う。現金よりもカード優先して使うマネーリテラシーあるから、高所得者になってる。というか、少額支払いにこそ、カードなり電子マネーを使うべき。だって、小銭ジャラジャラするの、めんどくさい。

 

お金は、貯めるためじゃなくて使うためにある。どんどん使ってグルグル回した方が、みんなが幸せになる。そのためのクラウドファンディングなり、フレンドファンディング。

 

後半はよく分からん、まとまりのない愚痴の羅列みたいな感じになってしまったけど、とりあえず僕が言いたいことは一つ、

 

 

 

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これだけ。みんな、やさしいお金を感じよう。

 

 

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こんにちは、藤本(@Kentaro_Fujimo)と申します。

 

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*連投ツイートをブログへ転載*

 

貨幣経済」から「評価経済」「信用経済」へのシフトみたいな話は最近よく聞くけれど、じゃあどうすれば評価や信用を獲得できるのかってことについて、「嘘をつかない」「約束を守る」ことはもちろん大事。

 

だけど、そういった大前提に加えて、これからの世界で生きやすくなるためには「最低1つ、人より抜きん出たスキルを身につける」ことが大事だと思う。人は結局、自分に利益をもたらしてくれる人を評価するし信用する。その時、やはり他人にギブできるくらいのスキルを持っていると、強い。

 

AirbnbUberなら、最悪、表面上取りつくろっているだけでも、良い評価を得られる。でも、クラウドファンディングをしようと思ったら「全力で感謝します!」より「あなたの似顔絵を書きます!」の方が、プロジェクトにも賛同してもらいやすい。

 

つまり、「オール3」よりも「他はオール1でも1科目だけ成績5」の方が、良い。良いというか、そういう人も快適に過ごせる世界になった。1の科目は、他の人に助けてもらえばいい。その代わり、自分は5の科目を教えるなり披露する。3の成績だと、5の人に負けるから有用性が小さくなってしまう。

 

好きなこと、得意なことを、思いっきりやろう。「教養」という名の、保険はいらない。

広陵高校野球部では、携帯電話もテレビも使えないらしい。 〜中村奨成選手は最近「ブルゾンちえみ」を知った〜

 

こんにちは、藤本(@Kentaro_Fujimo)と申します。

 

 

広陵の中村君が一大旋風を巻き起こしている。めちゃくちゃ打ってて、そりゃもちろんスゴイんだけど、僕は違うところに思いを馳せてしまったので、その連投ツイートをここにまとめておこうと思う。セルフTogetter。

 

2017/08/25【加筆修正】 ツイート埋め込み形式が引くぐらい見にくかったので、ブログ形式に修正した後、字数制限に配慮しなくて良くなったので、数カ所表現をかみ砕きました。

 

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今年も甲子園は盛り上がった

 

広陵野球部の寮生活では、携帯電話とテレビは禁止、主な情報源が新聞。中村君は最近まで、「ブルゾンちえみ」を知らなかったらしい。別に、僕も最近テレビはあまり見ないし、35億もできなくていいけど、体力も吸収力も破格な10代後半の時間を、スマホなしで世間と隔離するのはどうかなーと思う。

 

中村君みたいに、この先も野球一本で少なくとももう少し先まではやっていける選手はいいけど、そういう選手ばっかりじゃない。これで野球は終わりって子もいる。そうなった時、「体力と根性には自信あります!」より「体力と根性には自信あります!polcaで部費を調達しました」の方が、魅力ある。

 

別にスマホって、ツムツムやモンストする為だけのものじゃないからね。情報収集したり、高校球児ならフォーム撮影したり、より生活を豊かに、便利にするためにある。体力や吸収力あるからこその、他のものにのめり込んでしまわないための、監督なり寮長なりのリスク回避としての施策だろうけど。

 

まあ、全員が世の中にネットを通じて常時接続されている必要はないし、3年間一つのことに徹底的に打ち込んだっていう経験は、それはまた別で大きな財産や他者との差別要因になるから、一概に悪いとは言えない。別に広陵の野球部だけじゃなくて、そういう高校や部活、他にもたくさんありそうだし。

 

それに携帯やテレビ禁止だけでなく、全員丸坊主や夏の炎天下での全力プレーなど、時代錯誤的な面が高校野球人気の一つの理由でもあると思うから、そこは難しい。とりあえずサザエさん的なジレンマにだけは陥らないように気をつけてほしい。陥らないと思うけど。

 

こういうの、元高校球児から言うと、こういう批判的思考というか、客観的に「高校野球」を考える機会すら無かった。グラウンド以外で過ごす時間も、得る情報もほとんどなかったから。普通の公立高校ですらこれだから、最初に挙げた広陵の子はホント野球以外、何も知らないと思うよ。知らんけど。

 

別に今回例に挙げたような、広陵野球部のやり方が悪いっていうことではなくて、それぞれのやり方があっていいいし、選手たちもそこに自ら飛び込むならそれはもちろん頑張って欲しい。けどその一方で、外界との情報を遮断することは、上に書いたような懸念があることは理解した上で、のめり込むならのめり込んだほうがいいと思う。

 

僕が高校球児の時、本当に何も知らなかったし、何も考えてなかったから。

 

もし少しでも知ってたら考えてたら、何か違うかなと思うから。