福島原発の凍土壁工事、水位が逆転する意味がわからなかったから、色々と調べた
こんにちは、藤本(@Kentaro_Fujimo)と申します。
福島原発の汚染水対策として、凍土壁の最終工事が始まったらしいけど、その度に出てくる「水位が逆転するおそれがある」の意味が分からなかった。それは僕が水位は凍土壁の内外という2箇所で考えていたから。「A.凍土壁の外」「B.建屋の外」「C.建屋の中」の3箇所で考えると、合点した。
「凍土壁の内外」で二元論的に考えてしまうと、「凍土壁を作って外から水が入ってこなくなるのに、どうして内側の水位が上がるんだ?」となる。凍土壁の内側で、さらに「建屋の内外」と分けると、一気に解決する。
つまり、凍土壁によって水が流れて来なくなる&井戸で汲み上げると、「B.建屋の外」の水位が大きく下がる。そうして「C.建屋の中」より水位が低くなると、建屋の中にある汚染水が建屋の外に流れてしまう。これを、懸念していたのだった。
僕と同じ疑問を持ってる人が、日本にあと6人くらいいるはず。そんな方々の助けになればと思って、拙い絵と共に僕なりの現時点での理解を書いた。凍土壁も賛否両論あるようだけど、僕はどちらかの主張をするために、この記事を書いたわけじゃない。というか、現時点で意見を持てるほどに情報を持ちえていない。
でもだからこそ、皆で凍土壁、だけじゃなくて原発や福島について考える際、凍土壁の知識は持っておいて損はないなと思って、今回書いた。
誰か一人でも、僕と同じような疑問を持った人がググってこの記事にたどり着いてくれたら、うれしい。
専門家や詳しい方など、もし間違ってたら、ぜひ教えてください。