藤本の日記(@Kentaro_Fujimo)

大学生の男です

『映画:ソロモンの偽証』

 

こんにちは、藤本けんたろうです。

 

※これは2016年10月頃に僕がnoteで書いていたものを、再編集したものです。

 

いやー、遅ればせながら観ました、映画『ソロモンの偽証』。

 

面白かった!!


久しぶりにミステリーものを観たのですが、途中までは本当に展開が読めなくて、全然犯人とか分からなかったです。

 

前編

 

序盤に主人公が出てくる場面で、いきなり同級生の男の子と登校していたので、「ストーリーが進むにつれて、恋愛関係が発展していくパターンか!?」とか映画素人ながらに勝手に思っていたのですが、その男の子がお世辞にもカッコいいとは言えなかったので、僕の推測は秒殺でした。

 

事件が起きてから、「犯人は誰なんだ!?」と思っていると、いきなり主人公から画面が切り替わって、よく分からない2人組の女の子がバスに乗っていました。

 

その女の子たちがポストに封筒を入れた後、主人公と事件の起きた中学校の元に、事件の目撃者を名乗る匿名の人からの「告発状」が届きます。

 

もう僕はこの瞬間に「この映画はこの告発状が正式な告発状として認められるかどうかの闘いだ!」と思いましたが、これはストーリーの後半で違うとわかる「分殺」くらいでしたね。

 

あとは、結局、この事件を混迷が混迷する原因となった、死亡者の担任の先生の隣に住むトラブル夫婦、ストーリーの後半で絶対に効いてくると思ったんですけど、「行方不明」として、後半は全然出てこなかったです。これは残念。ただの、嫌がらせ夫婦でした。

 

それにしても事件が起きてから、「学校内裁判」が始まるまでを描いた前編は、僕の中ではほぼ完璧に近かったです。当時映画館で観た人は、絶対に後編を観に行きたくなったと思います。

 

後編

 

ここからどんどん、事件の全容が明らかになっていきました。

 

結局、事件は自殺で、告発状はイジメを受けていた人たちの単なる復讐でしたね。

 

被疑者の弁護役を務めていた人が事件のキーパーソンだったというオチなんですが、

 

①被疑者がそのキーパーソンに対して「何で最初からそれを言わなかったんだよ!」と追及していたはずなのに、いつの間にか言わなかったこと前提で「だからこそ、自ら被疑者の弁護役を務めた」といういい話に変わっている。

 

②そこで、なぜかキーパーソンはいきなり「自分を裁け!」と言い出す。いや、いくら何でも自殺を黙認したくらいで「殺人罪」はキツくないすか?

 

③そして、それに対する主人公の返答も「みんな偽善者なんだから、私もみんなもあなたの偽善ぶりを裁けない」って、うーん、「みんな悪いから裁けない」っていう理屈より「あなたは悪いことをしてない」っていう理屈の方がキレイに収まりそうだけど…。

 

④ストーリー全体の最後のセリフが主人公の「そして私たちは友達になった」なんですけど、いや別にもともとみんな仲悪くなかったし、友達云々の友情系の話は今まで全く出てきてなかったよね?

 

っていったあたりの屁理屈を色々と思いついていました。僕の理解力不足なだけかもしれませんが。

 

あと、これはオマケみたいなもんなんですが、この映画の題名の『ソロモンの偽証』について。ソロモンってなに、食べれるの?とか思っていたんですが、何か昔の王様らしいです。

 

古代イスラエルの国王、「ソロモン王」からの発想のようです。ソロモン王は、賢い裁きをする人の象徴、知恵の象徴として引き合いに出されたりします。では、そんな賢い人が偽証したら?』from 知恵袋

 

だそうです。まあ、学校内裁判の目的はみんなで役割を分担して事件の真相にたどりつくことだったので、そういう意味では裁判に参加したみんながソロモンみたいなもんです。で、だったら誰が偽証してるんだ?っていう感じですかねー。浅はかでスミマセン。

 

あと最後、エンドロール見てたら藤野涼子さんが役名かつ役者名になってて、どういうことだ!?と思っていたら、彼女はこの映画に出るまで全くの無名だったそうですね。

 

それで、これでやっと役を得たから、それをそのまま芸名として使ってしまえ!ということだったんだそうです。豆知識。