藤本の日記(@Kentaro_Fujimo)

大学生の男です

「小室哲哉さん引退させた週刊文春クソ」も、それはそれでおかしいと思う

 

こんにちは、藤本けんたろうです。

 

小室さんの引退騒動を受けて、一気に週刊文春に逆風が吹いてるようですね。

 

ただ、下の記事を読んで僕も「確かになー」と思いました。

 

wezz-y.com

 

要は、「不倫をした人によって、世間がその反応を変えるのはおかしいんじゃない?」ということです。

 

あんまりスゴくない人の不倫ならバッシングしても良くて、スゴい人がそれで引退してしまったら逆に週刊誌側をバッシングするって、それはそれで違和感があります。

 

誰のどんな不倫でも、僕たちが口をはさむ余地はありません。

 

同じような感覚を、僕が2年前にも味わっていたことを思い出しました。

 

※この先は、僕が2016年8月にnoteで書いたのを再掲したものです。

 

「女子大生淫行疑惑


小池さんの圧勝で終わった都知事選の最中、例のセンテンススプリングから上のような見出しの記事が出ました。

 

この記事は、都知事選での1つのターニングポイントでした。鳥越さんを支持しない学者や文化人などは、ここぞとばかりに「鳥越叩き」の材料に使い、TVでも連日この記事は取り上げられました。

 

その後、鳥越さんは街頭演説の不足や討論会逃亡などの自滅も相まって、どんどんと支持率を落としていきました。

 

結果、与党の分裂という千載一遇のチャンスの中、野党の統一候補として擁立された鳥越さんは、大惨敗に終わりました。

 

と、これ以降僕は都知事選の分析をしたいんじゃなくて、鳥越さんのスキャンダルから感じた違和感について、書いていきたいと思います。

 

僕が感じた違和感というのは、スキャンダルが出た際に起きた、いわゆる「鳥越叩き」についてです。

 

僕は、この「鳥越叩き」の風景をツイッターで眺めながら、「何かこの景色、少し前に見たことあるなー」と思いました。

 

それは何かなー?と考えたのですが、思い出しました。そうです、参院選の前の乙武さんのスキャンダルの時です。

 

彼も参院選での立候補表明を目前にして、女性スキャンダルによって出馬辞退を余儀なくされました。


そして今は出馬辞退どころか、離婚危機にまで晒されているそうですから、乙武さんとしてはたまったもんじゃないですよね。センテンススプリングといえども、夫婦の仲にまで関与する権利はありません…。

 

ただ、週刊誌の女性スキャンダル暴露によって選挙に影響を与えられた(週刊誌の建前としては、立候補者を判断するための材料として公に出すんだから、これは世の中のためだ!ということらしいんですが)という点においては2人とも共通しているのですが、1つ大きく違う点があります。

 

それは、スキャンダルが出た後、学者や文化人によって鳥越さんは叩かれたけど、乙武さんは擁護されたということです。


あくまでもこれは僕の個人的な感覚であり、統計的なデータは取ってないです。

 

確かに、鳥越さんの記事が出た後の初動対応がまずかったということもありますが、それを差し引いても2人へのスキャンダルを受けての反応は、大きく異なっていたように思います。

 

同じ女性スキャンダルなのに、鳥越さんに対しては「これで鳥越氏は終わった」「ジャーナリストなんだから、訴えないで正々堂々と自分で記者会見を開けよ」という意見が見られ、乙武さんには「プライベートと仕事能力は別」「これでまた有望な政治家候補が消された」という180度全く違う意見が見られました。

 

これってどういうことかというと、スキャンダルの記事そのものの価値は全くないってことってことなんです。だって、同じ記事で違う意見が出てくるんですから。

 

つまり、スキャンダルはその人の今持っている意見を補強するための、ひとつの材料に過ぎないんです。


スキャンダルが出る前から鳥越さんは準備不足や健康問題を指摘されていたし、乙武さんは何年も前から政治家待望論が出ていました。

 

これっておかしくないですか?だって政策そのものの議論から本質を外れたところで、その人を評価することになりますから。

 

乙武さんの方はまだいいですよ、「乙武さんを応援したい!」という気持ちが結果的に「プライベートで仕事能力を判断するな」という正論につながっていますから。


一方で、少なくとも鳥越さんのパターンはやめるべきです。「この人を落としたい」という思いから、鳥越さんの評価を落とせる材料なら何でも使うという風になってしまっています。これはどう見てもヨロシクないです。

 

以上が、僕が鳥越さんのスキャンダルに対しての反応から感じた違和感です。政治家なんだから、我々有権者は是非とも政策で候補者を評価していきたいですね。

 

※再掲部分おわり

 

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世間に需要がないと分かったら、週刊誌もネタにしなくなります。

 

僕たち世間の民度が、試されています。

 

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