藤本の日記(@Kentaro_Fujimo)

大学生の男です

SNSブランディングの本当の意味

 

こんにちは、藤本けんたろうです。

 

『編集会議2017秋冬号』にて、えとみほさんこと江藤美帆さんの「編集者のためのSNSセルフプロデュース」という記事が、編集者以外にもとても役に立つので、自分の頭の整理も兼ねてまとめておきます。

 

  

ちなみにえとみほさんは、『スナップマート』という、一般人が投稿した写真を売買する"写真版メルカリ"のような事業をやっている会社の社長です。

 

※この先は、冗長になるので「〜だそうです」は使いませんが、全部えとみほさんの発言を僕なりに解釈したものです。

 

注力すべきは断然Twitter

 

どれだけオワコンだと言われようが、セルフプロデュースの点において有効なのは、やはり「Twitter」です。

 

1番の魅力は、なんといってもその「拡散力」。フォロワーが少ない人でもコンテンツさえ刺されば、一気に万単位の人までコンテンツが届きます。

 

つまり、Twitterで拡散されるには「何人にフォローされるか」ではなく「誰にフォローされるか」が重要です。例えフォロワー数自体は数百人でも、その中にアルファツイッタラーが数人でも混じっていれば、自身のツイートが拡散されやすくなります。

 

そこで、そういったアルファツイッタラーにフォローしてもらうため、僕たちがすべきことは、まず最低条件として「有益な情報を提供する」こと。

 

そして次に、この有益な情報を「見つけて」もらう必要があります。具体的には、

 

①相手をフォローする(当たり前)

②ときどきお気に入りをつける("ときどき"が肝心で、やりすぎると逆効果)

③共感したツイートにリプライを飛ばす

④その人の名前を入れてツイートする(エゴサーチで見つけてもらう)

 

といった方法で、相手に存在を認識してもらいます。

 

 編集者がすべきツイート

 

基本的には自分が有益と感じる情報なら何でも良いですが、一つやらない方がいいのは「過度の宣伝」です。「担当書籍の感想をリツイートする」のは、ときどきなら効果は高いですが、毎日大量にやられるとフォローを外したくなります。あとは、有名人著者とのツーショット。

 

一方でありがたいのは、出版イベントやセミナーの実況ツイート。これは情報として有益なので、仮に宣伝であってもOKです。あとは、編集者自身の見方やものの考え方がわかるようなブログを書くのも有効な手段です。

 

結局、編集者にとってのSNS活用の着地点は「この人面白そうだから会ってみたい」とか、「この人と一緒に仕事がしてみたい」と思われることだからです。

 

SNSブランディングの真の意義

 

「セルフプロデュース」というと、ついつい自分を"盛る"ことをイメージしがちですが、むしろありのままの自分を知ってもらうほうが良いです。(心構えとしては、僕が最近見つけた下のツイートがいいなと思いました)

 

 

そのためには、やはりブログが効果的です。140文字では収まりきらない内容を、語弊なく詳細に伝えやすいです。

 

ただ、ブログの素晴らしいところは、実はSNSのフォロワーを増やすことではなく、自分と考えが合わない人を遠ざけられるところです。「合いそうな人」を引き寄せるだけじゃなく、「合わなそうな人」を傷つけずに遠ざけることができます。

 

このように人間関係を知らず知らずのうちにデザインできることこそが、SNS最大のメリットです。

 

まとめ(※最後は僕の感想)

 

最後の「SNSによる恩恵」の話で、大どんでん返しがきました。そこまでは「なるほど、えとみほさんはそうやってフォロワーを増やしていったんだな」と読んでいたんですが、実は真逆の「人を遠ざけられること」にメリットを見出していたとは。。

 

ただ、ブログやSNSを通して自分の考えを発信することのメリットは、とても分かりやすくまとめてくれていて、あとは最後の大どんでん返しな話も、僕にはなかった視点なので勉強になりました。

 

少し前にちきりんさんもブログで書いていたように、

 

d.hatena.ne.jp

 

これから先、その人の人となりを知る手段として、面接や履歴書なんかよりSNSの発言履歴」の方がよっぽど重視される時代が来ます。

 

つまり、フォロワーを増やす「結果」を目指すなかで、「自分はこういう人間だ!」ということをどんどんと深堀していく「過程」にこそ、セルフプロデュースの本当の価値があるのかもしれないなあなんて思いました。

 

※ちなみにえとみほさんは、「リアル版ちきりん」という二つ名を持っているのだとか。

 

僕の最近のツイート↓