藤本の日記(@Kentaro_Fujimo)

大学生の男です

これからコミュニティは、「ハイクオリティ×グローバル」or「ハイコンテクスト×ローカル」のどちらかを目指す

 

こんにちは、藤本けんたろうです。

 

すこぶる前になりますが、『編集会議』を読みました。その中で、稲着達也さんという方の『これからのコンテンツ×プロデュース論』が参考になる記事だったので、まとめておきます。

 

 

特に僕は今年から、noteにて『日コレ』というはてなとは別のブログを始めて、そちらを何とかメディア化させていきたいので、そのことを念頭に置きつつ読みました。

 

fujimoto.hatenadiary.jp

 

稲着さんによると、これからのコンテンツ消費は大きく2パターンに分かれます。

 

①「ハイクオリティ×グローバル」

②「ハイコンテクスト×ローカル」

 

の2パターンなのですが、少し前まで成立していた「ハイクオリティ×ローカル」の組み合わせは消失しました。

 

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記事より引用しました。

 

なぜなら、インターネットとSNSによって情報がグローバル化したため、世界最先端を半歩遅れて国内で紹介するコンテンツに、価値を感じにくくなったからです。

 

結果として、"ハイクオリティ"なものは①のように、そのままグローバルで通用するくらいのものでないと、成立しなくなりました。

 

一方、②「ハイコンテクスト×ローカル」という組み合わせは、比較的新しいコンテンツ消費の仕方です。

 

こちらは逆にインターネットとSNSの恩恵を受け、創り手と受け手がより濃く、そしてコンテンツを「自分ごと」として消費しやすい環境になりました。

 

②「ハイコンテクスト×ローカル」では、100万人のライトファンを獲得するよりも、1000人のコアファンを中心としたローカル経済圏を形成するほうが、マネタイズの可能性が高まります。

 

そして僕がnoteで始めたブログ『日コレ』は、この②「ハイコンテクスト×ローカル」のコンテンツ領域を目指します。

 

そもそもテキストベースで言語の壁があるのと、①「ハイクオリティ×グローバル」の場合、稲着さんによると「世界基準の卓越性」を後天的に身につけるメソッドを体系化するのは難しく、かつ体系化できても世界中が競合になるため、マネタイズの難易度が上がります。

 

逆に②「ハイコンテクスト×ローカル」 は、比較的新しい領域でもあるので、まだ勝負できる余地が残されているそうです。

 

②の領域でやっていくための、今後の僕のステップとしては、まだ今はこっちから一方的に価値を提供するフェーズです。

 

「自分ごと」で「一緒にコンテンツを作る段階から加わる」と言っても、まずは僕が一人で面白いコンテンツを作らないと、誰も寄ってきません。

 

「その面白いコンテンツを自分も作りたい!」という動機から「自分ごと」は始まるので、まずは僕自身が面白いコンテンツを作って、人を呼び寄せる必要があります。今はまだ、その段階です。

 

ただ、布石のようなものは打っていて、note『日コレ』の方では僕のプライベートやパーソナルな情報も時おり混ぜています。

 

これによって、note『日コレ』を読めば読むほど僕への親近感がわき、②の条件の一つである「ハイコンテクスト」につながるのではないかなと考えています。

 

今回の稲着さんの記事は、後半にかけてさらに面白くなっていきます。

 

どうやら消費者の中にも、大きくわけて2ターンあるようです。

 

A.「オタク」的消費層

B.「リア充」的消費層

 

です。

 

A.「オタク」的消費層は、特定のシーンやジャンルについて深掘りすること自体に価値や楽しみを見出します。

 

一方、B.「リア充」的消費層は、対象について深掘りすることよりも、対象を起点としたコミュニケーションに重きを置いています。深掘りこそしないものの、話題性のある事柄であればリアルでもネットでも、積極的に共有活動をします。

 

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記事より引用しました。

 

この時、コンテクストの強度を担保する上で、より上位の「生産支援」「生産」活動に積極的な参加を見せるのがA.「オタク」的層であり、下位の「共有」活動に積極的なのがB.「リア充」的層です。

 

ただ、稲着さんによると、ここで気をつけなければいけないのは、A.「オタク」的層とB.「リア充」的層は、その特性ゆえに融合しづらいという点です。

 

よりハイコンテクストを志向すれば、A.「オタク」的層の参加を促せますが、コミュニティの濃度が高まり過ぎると、B.「リア充」的層の参加を阻んでしまいます。こうなると、かなりスケールが難しくなります。

 

そこで、たとえ②「ハイコンテクスト×ローカル」を目指すとは言え、コミュニティ内に多様性を担保し、B.「リア充」的層を受け入れる態勢を整える必要があります。

 

例として稲着さんが挙げられていたのは、

「あえてコミュニケーション量を減らす→コメント、メッセージ機能をつけない」

「超少数・超高濃度のコミュニティは分割する→分科会やスレッドの活用」

などです。

 

この記事で、僕のnote『日コレ』の運営方針は2.3歩先くらいまでは見えてきたので、まずは人が集まるような魅力的なコンテンツづくりに心血を注ぎます。

 

僕の最近のツイート↓

 

これ日コレ↓

note.mu

 

『編集会議』記事紹介は、次エントリでもう一つ参考になった記事を紹介します↓