藤本の日記(@Kentaro_Fujimo)

大学生の男です

#パラレル親方 は本当に必要なのか?

 

こんにちは、藤本(@Kentaro_Fujimo)と申します。

 

先日、パラレル親方の会というものへ行きました。

 

概要は発起人・徳谷柿次郎さんのブログをどうぞ↓

blog.huuuu.jp

 

ざっくり言うと、「ライター・編集者の需要は増しているのに供給が足りてないから、ちゃんと育てよう!」という取り組みです。

 

この先の内容と大きく関わってくるので、最初に僕自身のことを話しておくと、僕は今、関西にある大学を休学して東京のベンチャー企業インターンをしています。

 

詳しい経緯などは、こちらに書いてあります↓

fujimoto.hatenadiary.jp

 

色々と考えた末、「休学してインターンしよう!」までは良かったのですが、その際に僕は考えました。

 

「今の僕が(個人ではなく)企業に籍を置いて、活動する意義はなんだ?」と。

 

別に今の時代、やりたいことは個人法人関係なく、やるだけなら簡単にできます。なんなら、個人で勝手にやった方が自由に色んなことができます。

 

だから、単に企業に籍をおいてライティングするだけなら、家で一人で書いていたほうがいいと思いました。

 

でも、肌直感的にこのインターン期間中は組織の中に入った方がいいなと思ったので、組織に入るメリットを考えました。

 

考えた末、組織に入るメリットは大きく2つありました。

 

①僕個人では調達できないような信用や資金を、会社の看板を借りて使うことができる

 →粗い言い方をすると、人の金で色んな挑戦ができる

②市場評価とは別の、具体的なフィードバック(=ノウハウ) を手に入れられる

 

特に大事なのは、②の方です。

 

①の信用度は別に、この先僕自身で獲得すれば問題ないので、その信用を獲得するためにも、今の僕には適切なフィードバックが必要です。

 

それでも僕がライティング講座に行きたくない理由

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これまで僕は、人にちゃんと「書き方」を教わったことがありません。というか、教わりたくありませんでした。

 

理由は、「教わっている時間とお金が勿体無いから」です。

 

ネットや本には、面白かったり分かりやすい書き手の方がたくさんいますし、ハウツーだって溢れています。

 

面白いなと思った人がいたら、それを真似したり盗んだりすればいいし、書き方がわからなければググれば大抵は出てきます。

 

「教わる時間があったら、早く書いて市場に出したい!」と考えていました。

 

だから結構なお金と時間を差し出して、ライティング講座的なものに行く気が起きません。

 

じゃあなんで今回は弟子になろうとしてるんだよ!っていえば、「お金がもらえるから」です。

 

少し話は逸れますが、僕が長期インターンをすると言ったとき、何人かの友達に「それって有給?」と聞かれました。

 

はっきり言って、僕はその質問が出てくる発想自体、かなり危険だと思います。

 

別に金の亡者とかそういう話では全くなくて、無給インターンの根源って、多分「経験が報酬」みたいな話なんですよね。

 

でも、そこには少なからず「無給だから別に質が低くてもいい」という"逃げ"が見え隠れします。そんな言い訳カードを持った状態で働いても、絶対に「良質な」経験はできません。

 

「対価以上の価値を提供する!」という緊張感を持った中での経験にこそ、意味があります。

 

ライティング講座に魅力を感じないのは、恐らくこの「自分はお金を渡している側だから」という”緊張感のなさ”と、「お金払ったんだから早く教えて」という”受け身の印象”です。(お金を払っているから元を取らなければ...!という緊張もあるとは思いますが)

 

「"対価をもらう"という、とりあえず最低限の質は担保(意識)しつつ、(市場とは別の具体的な)フィードバックを経て、そこからさらに質を上げていく」という仕組みに魅力を感じたからこそ、僕は今回の試みに応募しました。

 

一言でいうと、「OJTバンザイ!」です。

 

独学派?教わる派?

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ここからは、上の話とは別で、僕が「教える教わる」の話でいつも思い出す話をします。

 

それは、堀江貴文さんが言ってたと思うんですが、

 

「僕は社長が経営コンサルタントを雇う意味が理解できない。そこで試行錯誤するのが、社長の面白いところなのに」

 

という発言です。

 

先に言ってしまうと、これは結局「何を目的にするか」に話は収斂します。そしてその目的は、「結果」と「過程」のどっちで楽しみたいかに二分されます。

 

"会社を成功させる"という「結果」が目的ならコンサルタントを雇えばいいし、"試行錯誤する"という「過程」が目的なら、雇う必要はありません。(コンサルタント=成功という前提で話を進めます)

 

ちなみに子供の頃の僕は、ポケモンは攻略本を買って、四天王とジムリーダーのタイプを研究して、そこから逆算して手持ちの6匹を決めて、ようやく旅をスタートさせていました。

 

 でも今回、パラレル親方の会に際して、改めてこの「コンサルタント雇うか雇わないか(親方から教わるか教わらないか)」問題を考えてみて、実は多かれ少なかれ世の中の人全員、コンサルタント雇ってるんじゃないか?という疑惑が浮上しました。

 

というのも、「コンサルタントを雇う=他人の技能を吸収する」とすると、ライティング講座受けたくない僕だって、面白い人の文章を真似するし、ググってハウツーを獲得しようとしています。

 

つまりこの世の中、有料か無料か、直接か間接かといった違いはあれ、世の中の人みんな、他人から教わってできることが増えていきます。

 

そしてむしろ、僕たちは教わらなければいけないんじゃないかと思います。

 

たまに本などで著者の方が、自前のすごい法則を披露して、注意書きで「同じような法則が何年も前に海外の論文に載っていた笑」と少し誇らしげにしているシーンを見かけますが、それを見ると少し勿体無い感じがします。

 

その既知の法則を発見するエネルギーを、その海外の論文を元にして次の新しい事実の発見に使えたら、もっと良かったのに!!と。(その過程で得られた経験はかけがえないですが)

 

「人類の進歩」という観点から見れば、僕たちは過去の人たちの試行錯誤の成果を踏まえたうえで、次のステップに進んでいかなくてはなりません。

 

つまり世の中マクロの動きとしては、全員さっさと攻略本買って四天王クリアして、その後のストーリーを味わって楽しんで("過程"を楽しみたい人もここで楽しめる!)、かつ後世に伝えていったほうが、皆ハッピーになれるんじゃないでしょうか。(会社経営とかポケモンとか、ミクロなケースは人それぞれでいいと思います)

 

で、僕にとってのライティング・編集はやりたいことの手段の一つでしかないので、売ってるなら攻略本買いますし、今までも「他人の影響を受ける」という点ではたくさん攻略本を買ってきました。

 

だから結論、

 

パラレル親方は必要です。

 

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