「消費型」から「生産型」へ。趣味を発信することによる3つのメリット
こんにちは、藤本(@Kentaro_Fujimo)と申します。
THE・自己啓発なタイトルで失礼します。
このエントリは、ヨッピーさん著「明日クビになっても大丈夫!」の紹介連載エントリ第8回です。
ただ、それぞれのエントリは完全に独立しているので、このエントリだけでも十二分に楽しめます。
もちろん、他のエントリだけでも十三分に楽しめます。他のエントリも載せておくので、気になるテーマがあったら読んでみてください!
第1回 数字を報告するだけの会議ならさっさと撤廃したほうがいい
第2回 会社員が満員電車に揺られながら通勤するのは「お金」のためじゃない
第3回 スターは自身の「下積みの努力」を公にさらすべきなのか?
第4回 人はこれから、”人”で住む場所を選ぶようになる
第5回 ハチャメチャやってる人も実はみんな頭脳明晰で、多少なりともキャラを「演じている」部分がある
第6回 ブロガーやライターは「書くこと」自体を専門にしてしまうと、末路はだいたい「金太郎飴」になる
第7回 個人が認知度を獲得していくにあたり、「二つ名」的なものが必要な理由
今回のテーマは、「趣味はしっかり発信していこう」です。
本中で一つ面白いな思ったのが、趣味を「消費する趣味」と「生産する趣味」に分けていたことです。
ここで僕が勝手に定義づけた二つの趣味について書こうと思う。
大雑把に分けて「生産する趣味」と「消費する趣味」だ。
要するに「その趣味を通じてお金が稼げるようになる可能性がある、もしくは新しい人と知り合う可能性があるもの」がつまり「生産する趣味」で、
逆に「その趣味を通じてお金が稼げるようになる可能性がなく、新しい人と知り合う可能性もないもの」が「消費する趣味」となる。
要はこれから「好きなことを仕事にする」ためには、趣味を単に「消費するだけの趣味」から「生産する趣味」へシフトさせる必要があるということです。
そしてこの「生産する趣味」と同義になるのが、今回のテーマである「趣味は発信しよう」です。
趣味は「発信」していこう
ただ単に楽しんでいるだけではダメです。それだとお金は減っていく一方ですが、「生産する趣味」に転換させると、むしろお金は増えていくようになります。
堀江貴文さんがお金持ちの秘密は、実はここにあります。
堀江さんはかねがね「これからは遊びが仕事になる」って言ってて、実際メルマガ読む限り堀江さん遊んでばっかのように見えるんだけど、じゃあなんでお金持ちなのかと言えば、すぐに「遊ぶ側」から「遊ばせる側」に回るから。徹底的に遊び込んで、すぐに役割を昇華させる。大事なのは「のめり込む」力。
— 藤本けんたろう (@Kentaro_Fujimo) 2017年11月30日
自分の趣味を発信するというのは、単に「私は○○が好きだー!」と叫ぶことではありません。
趣味を「発信」する3つのメリット
例えば映画が好きなら深い洞察に基づいたレビューを書く、服が好きなら季節や流行に合わせたおすすめのコーデを紹介するという感じです。
つまり、自分の趣味を発信することによって、「誰かの役に立つ」ということです。
こうして自分の趣味を単に楽しむだけではなく、「発信する」ことのメリットは、大きくわけて3つあります。
①趣味への意識がより強まる
1つ目が、誰かに見られることを意識することによって、「趣味への意識がより強まる」ということです。
例えば、先ほどの映画好きということをもう一度例として使います。今までも、映画を見てそれなりに感想を抱いたり分析を行っていたかもしれません。
ただ、それを自分の心の中だけでとどめておいたり、発信したとしても家族や友人、恋人の中だけで共有していたのでは、いつまで経っても「ぬるま湯」のままです。
適当な論評でも、誰も何も真剣なフィードバックがないからです。
一方、その映画の感想をSNSやブログに書くとしたらどうでしょう。
見られる相手が、一気に不特定多数になります。数も膨大になります。
そうすると、その感想の鋭さや面白さによって「いいね」の数が違ってきたり、場合によっては「その見方は自分とは違う」という人が現れるかもしれません。
いわゆる「本気のフィードバック」です。
自分の趣味の程度を全世界に晒すことによって、自分はどれくらいその趣味に詳しいのか、そしてどうすればもっと詳しくなれるのかということを知ったり、知りたくなったりします。
こういう循環が生まれれば、自分の趣味にどんどんと磨きがかかっていくとになります。
「趣味は趣味のままで気楽にやっていたいよ」という人もいるかもしれませんが、これからの時代は自分がやりたくないことはどんどんと機械がやってくれるようになるので、逆にむしろ「自分の好きなこと」しかできなくなるのです。
仕事とプライベートを切り分ける時代はもうすぐ終わるので、趣味は遠慮せずにどんどんとブラッシュアップさせていきましょう。
②より多くの情報を手に入れられる
2つ目のメリットは、「発信することによって、より多くの情報を受信する」ことができるということです。
一瞬、「?」となった人がいるかもしれません。
普通、モノは出ていけば出ていくほど中身は少なくなっていきます。
情報を発信すればするほど、ネタが枯渇していくようなイメージがあるかもしれません。
ただ、実情は180°逆で、発信すればするほど、受信量も大きくなります。
つまり、ネタが次から次へと舞い込んで来ます。
再びで恐縮ですが、映画に例えると、感想を投稿すればするほど、観に行く映画がなくなるのではなく、「こんな映画もあるよ!」とい情報のほうが多くなります。
ここら辺の正確な仕組みは、正直よくわかりません。でも、世の中はそういう仕組みになっています。飛行機がなんで飛べるのか理論的な説明はできないけど、まあ無事に飛んでるからいいか的な感じです。
一応僕なりに色々と考えたので、情報を発信すればするほど入ってくるようになる仕組みを、4パターンに分類してみます。
A.メディアとしての役割を期待している
A.はその情報発信者に対して、メディア(=広告塔)としての役割を期待しているパターンです。映画の例で言うなら、映画の出演者や監督が、有名レビュアーに「こんな映画あるんですよ!」という感じですかね。
B.マウンティングしたい
B.は、動機が若干不純かもしれません。要はその情報発信者や周囲に対して、「俺はこんな情報を知ってるぜ!」ってドヤ顔したい場合です。無きにしもあらずだと思います。
C.役に立ちたい
B.の動機と似て非なるのですかね。どちらも「自分はこういう情報を知ってる!」とアピールしたいのですが、C.の場合、その魂胆は「その情報発信者の役に立ちたい!」という純粋な思いです。駆け出しの情報発信者などが、対象の情報発信者に尊敬の念を抱いてるときなどが、これに当たるかもしれませんね。
D.代わりに実験台になってほしい
これは完全に「消費するだけの趣味」タイプの人間ですかね。自分が実際に行動するのは面倒くさいから、その情報発信者に代わりによろしくって感じで情報提供する感じです。映画の場合だと、その情報発信者のレビューを見た上で、自分も見に行くのかどうかを決めるって感じですかね。
僕が思いついた限りでは、だいたいこの4つのパターンです。
ただ、これは何か学術的な裏付けとかがあるわけては全くないので、ここはもう少し行動経学的なところから深掘りしてみたいテーマではありますね。
最後、3つ目行きましょう。
③「趣味」が「仕事」になるかもしれない
3つ目はもうそのままなんですが、「その発信している趣味が人気を獲得して、実際に仕事に転換できるかもしれない」ということです。
「かもしれない」というか、趣味を生産型にすること自体の最終的な目的が、この3番目のメリットです。
1.2番目のメリットが、その過程で得られる3を達成するための手段ということになります。
最初はもちろん、素人の発信する趣味にそれほどの価値はありません。だから対価も獲得できません。
しかし、ずっと発信し続けて磨き続けることによって、その趣味が誰かにとっての「価値」になる日がやってくるかもしれません。
映画の例で言うなら、あるメディアから「うちの媒体でレビューを書いてくれませんか?」と依頼が来たり、映画制作会社から「ウチの映画を宣伝してくれませんか?」とお願いされる状態のことです。
この延長線上には「趣味」と「仕事」の完全シームレスな世界があります。これこそが、これからの時代の働き方です。
僕の「趣味」 とこれから
最後に僕自身の話をしておくと、まあ僕も好きなことはいくつかあるのですが、そのうちの一つが「書くこと」です。
だから今、こうしてブログを書き、Twitterでもつぶやきます。
まだまだ趣味と仕事のシームレス化には程遠いですが、いやー、絶対にこの休学してる1年の間になんとか形にしてみせます。
ということで、趣味は楽しむだけじやなくて、それをどんどと発信して「生産型」に移行していこうという話でした。
最後のはダジャレじゃないです。
第9回はコチラ↓
第1回 数字を報告するだけの会議ならさっさと撤廃したほうがいい
第2回 会社員が満員電車に揺られながら通勤するのは「お金」のためじゃない
第3回 スターは自身の「下積みの努力」を公にさらすべきなのか?
第4回 人はこれから、”人”で住む場所を選ぶようになる
第5回 ハチャメチャやってる人も実はみんな頭脳明晰で、多少なりともキャラを「演じている」部分がある
第6回 ブロガーやライターは「書くこと」自体を専門にしてしまうと、末路はだいたい「金太郎飴」になる
第7回 個人が認知度を獲得していくにあたり、「二つ名」的なものが必要な理由
第8回 「消費型」から「生産型」へ。趣味を発信することによる3つのメリット
第9回 メディア・クライアント・消費者の三方良しじゃないと、これからのスポンサードコンテンツは生き残れない
第10回 演者にとっての「神様」は誰か?そして誰から対価をもらうべきなのか?
第11回 会いたい人には会った方がいいのか?いや僕はそうは思わない
本中では、より具体的に「趣味」を「仕事」へ変える方法が書かれています↓
Kindle版↓
僕の普段のツイート↓
ヒカキンさんが以前「YouTuberは、いかに日常を見せられるかが大事」と言ってたのが印象に残ってる。
— 藤本けんたろう (@Kentaro_Fujimo) 2017年12月3日
だから撮影はスタジオじゃなくて家だし、服装も正装じゃなくて寝巻もどき。
"動画"じゃなくて"人"にファンがついてるから、YouTube以外のプラットフォームになってもやれる自信があるんだろうなあ。 https://t.co/Ud2NP41M6j
ニュースキュレーションブログもやってます↓