藤本の日記(@Kentaro_Fujimo)

自分をポケモンに例えるなら、メタモン。

ターゲット層は「レベルが高ければ高いほど良い」というわけではない、という話。

今週のお題「読書の秋」

 

こんにちは、藤本(@Kentaro_Fujimo)と申します。

 

このエントリは、ちきりんさん著:「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記紹介連載エントリ、第8回です。

 

ただ、それぞれのエントリは完全に独立しているので、このエントリだけでも十分に楽しめます。逆に、他のエントリだけでも楽しめます。

 

一応、他のエントリも載せておくので、気になったものがあれば、読んでみてください!

 

 

 

今回のテーマは「ターゲット」です。

 

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ターゲットを見誤るな!

 

 

僕は以前まで、目指すターゲット(ブログでいう読者)の層は、その人自身の力量と同等であると、思い込んでいました。

 

言い換えれば、「ターゲット層は、レベルが高ければ高いほどいい」と、思い込んでいました。

 

(わかりやすいよう、あえて「レベル」という単語を使いましたが、優劣の意味ではないです。イノベーターとか、アーリーアダプターとか、そういうのです。)

 

だから僕は、ブログでもTwitterでも、全力投球で文章を書き続けていました。

 

それで自分の力量が上がって、読む人のレベルの上がることが、良いことだと考えていました。

 

そして次第に、僕の知識が増すなかで、横文字や、難解な単語を使うことが多くなっていきました。

 

前提として、熟語や慣用句、横文字を使うことによって、自分の主張を的確に伝えられたり、簡潔に伝えられるというメリットは、確かにあります。

 

けれどそれは、少し前までの自分にとっては、ただの「おれはこんな難しい表現を知っているぞ」という、マウンティングであり、自己満足でしかなかったような気がします。

 

 

結論から言うと、「その人自身の力量(思考の鋭さ)と、ターゲット層は、一致するわけではない。させる必要はない」ということです。

 

ターゲットは、「自身の力量」ではなく「目的」によって変わるよという話です。

 

きっかけ

 

それにハッと気づかされたのは、キンコン西野さんの、いつかのブログでした。

 

探そうと思ったのですが、西野さん、毎日ブログを更新していてエントリ数が多いし、内容も似通ったものが多くて見つけるのが困難なので、やめました。

 

僕の解釈で、失礼します。

 

「今、ネット界隈ではpolcaやタイムバンク、VALUなどが大ブームだが、そんなもの、世の中の大半の人は知らないし、彼らにとってはどうでもいいことだ。

 

僕はエンタテイナーとして、そこの感覚は絶対にズレてはいけないと思っている。

 

だから僕は今でもずっと舞台に立ち続けるし、おとぎ町でちびっ子たちと触れ合う。

 

そうして、世の中の大勢を占める一般の人たちには何がウケるのかを、肌で知る」

 

 

キンコン西野さん、とても頭が切れて、ずっと常識破りのような行動ばかりしているけれども、あくまでもそのターゲットは「普通の人」です。

 

「普通の人」の定義は、ここではあえてしませんが、みなさんの頭の中にある「普通の人像」に、それぞれ相違はないと思います。

 

ターゲットは、インフルエンサーでもなければ、起業家でもありません。これらの人は、ターゲットではなく、強いて言うなら仕事仲間です。

 

なぜインフルエンサーや起業家をターゲットにしないのか? 

 

インフルエンサーや起業家なんてのは、持ってるお金は多いけど、人数としてみたら、極少数です。

 

世の中を引っ張るのは彼らですが、世の中の声を作り、世の中を動かすのは多くの「普通の人」です。

 

つまり、世の中を大きく変えたかったり、サービスとしてスケールを目指すなら、ターゲットは「普通の人」にすべきなのです。

 

逆にいえば、別にスケールすることを目的とせず、小規模でプレミアな価値を作りたいなら、とことんハイエンドにして、普通の人を置いてけぼりにするべきです。

 

だから、別にどっちがいいとか悪いとかはありません。インフルエンサーや起業家を、ターゲットにしたサービスがあってもいいです。

 

そこは目的の違いです。

 

キンコン西野さんの「目的」

 

西野さんの場合、目的は「ディズニーを倒す」ことです。

 

何を持って「倒す」とするのかは、わからないです。ただ少なくとも、そのためには絵本次に出すビジネス書も、一冊でも多く売れた方がいいです。2年後に公開予定の映画も、1人でも多くの人に見られた方が、良いに決まっています。

 

だから、どれだけ時代の先を見据えていようとも、ターゲットは「普通の人」なのです。

 

ちきりんさんの「目的」

  

ちきりんさん(@InsideCHIKIRIN)も、ターゲットは「普通の人」です。正確には、「普通の人でも構わない」と言った方がいいかもしれません。

 

ちきりんさんの目的は、「自身のブログを起点として、自身と似たような価値観を共有する人を、1人でも多く増やす」ことです。

 

極端に言えば、意識の高い人たちばかりで集まって、時代の最先端トピックを議論することには、興味がないということです。

 

なのでちきりんさんは、自身と価値観を共有する「普通の人」にも読者になってもらえるよう、色々なことに配慮しています。

 

3つ紹介します。

 

①ネット上での流行トピックには乗っからない。

 

これは、短期的には楽にアクセスを稼げますが、大半の読者にとっては、興味がない可能性が高いです。それに、流行りを後追いしてる感じが、なんとも不安定な印象を与えます。

 

確かにちきりんさんは、今のところ、VALUやタイムバンク、ビットコインなどについて、ブログで触れていません。

 

このあたりは、僕も影響を受けています。現に今、約3年も前に出版された本の、紹介エントリを書いています。

 

インフルエンサーと、ネット上で絡みすぎない。

 

これも、短期的に見れば、読者を増やすのに効果的な作戦です。

 

ただ、これも度が過ぎると、ただの内輪ネタみたいになって、他の多くの読者を退屈させてしまいます。

 

実際、ちきりんさんはTwitterでほとんど著名な方と絡みません。フォロワー数二桁みたいな人の発言を引用リツイートしたりすることの方が、圧倒的に多いです。

 

③難解な言葉や表現を使わない。

 

これについては、冒頭でも触れましたが、僕が最も影響を受けた部分です。

 

ちきりんさんの文章は、内容は大変示唆に富み、毎回読者も色々と考えさせられることが多いものの、文章自体はとても読みやすいです。

 

実際、みなさんにも何となく共感してもらえると思いますが、著者の顔がハッキリと浮かぶ文章において、そのリンクをクリックするかどうかのハードルの高さは、「その文章を読み終えるのに、頭が疲れるかどうか」だと思います。

 

ここでは、「その文章自体の難易度」と「文章の内容の難易度(緻密度)」は別です。

 

「その文章を読み終えるのに、頭が疲れるかどうか」に関連するのは、前者の方です。

 

後者は、読み終わったに、色々と考えることが多いので、頭を使います。

 

ちきりんさんの文章は、「その文章自体の難易度」は低く、「文章の内容の難易度(緻密度)」は高いです。

 

だから、URLをクリックすることへのハードルが、低いのです。

 

堀江貴文さんも、同じパターンです。

 

堀江さんは、メッセージを発する際は常にマス向けなので、自身の考えをかなり噛み砕いて話します。だから、スッと頭に入ってきます。

 

あとはもちろん、キンコン西野さんも。メディアでいえば、Buzzfeedさんなんかは、そういうブランディング(?)が、うまくいってると思います。

 

違うパターンで言えば、役所の公式な文書などは、「その文章自体の難易度」が非常に高いです。だから、インターネットに無料で公開されていても、「普通の人」は誰も読みません。

 

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お役所文書は、読むのが疲れる〜

 

 

少し話が逸れましたが、文章でできるだけ多くの人に読んでもらうなら、この「読む時に頭を疲れさせない」というのは、非常に重要なことだと感じています。

 

僕の「ターゲット」

 

こうして、ちきりんさんやキンコン西野さんのターゲット層について考えて以来、僕は「別に、いつも全力投球する必要はないんだな」と思うようになりました。

 

具体的にいうと、書く文章の想定ターゲットに合わせて、表現と扱うテーマを変えるようにしました。

 

まず、今でも全力投球しているのは、ブログでエントリとしてまとめている「記事コメント」の時です。

 

kentaronews.hatenablog.com

 

これは、ターゲット云々より、僕の勝手なメモという意識なので、誰にも気を遣うことなく、思うままに文字を綴っています。

 

取り上げている記事も、最先端で僕自身も概要程度しか把握していないものも、含まれています。

 

記事コメントとほぼ同じレベルで書いているのが、「Twitter」です。

 

Twitterで僕のコメントを読んだり、読んでほしい層は、それなりにネットにどっぷり浸かっていて、流行トピックに敏感な人たちなので、普通に横文字を使ったりもします。

 

記事コメントと違うのは、Twitterでは一応、読む相手がいることを想定していることです。句読点の位置に気を遣ったり、ぱっと見の文章の見栄えが良くなるような程度の工夫はしています。

 

また、Twitter上でコメントする記事は、僕自身がそれなりに確立された考えをもっているものです。

 

その次が、「ブログ」です。

 

これは、それなりにスケールさせたいので、極力横文字や難しい熟語を使わないようにしています。

 

一文も、できるだけ短くするようにしています。

 

トピックも、僕自身が実際に見聞きしたことをもとに、ある程度の考えがまとまり、それなりボリュームもあるものを、扱います。

 

そして最後に、「FacebookInstagram」です。これはもう、読む大半が友達なので、難しい言葉を使うほど「ただの意識高いやつ」というレッテルを貼られかねません。

 

そうなったら、コミュニケーションもクソもあったもんじゃないです。

 

ひらがな、カタカナ、漢字のバランスを意識。

 

「、」を多めに。一文は短く。改行は積極的に。

 

テーマも、政治経済は出てきません。日常であったことを、話します。

 

少なくとも、僕の文章を読んでくれた友達が、途中で僕の書いた言葉をコピーして、Safariにペーストしに行くような行為は、絶対にさせないように配慮しています。

 

ここでは、糸井重里さんのような、やさしい文章を目指しています。

 

まとめ


ターゲットというのは、それぞれの層に優劣があるわけではなく、自身の力量と比例させる必要もなく、目的に応じて柔軟に変えていくもの、であるということです。

 


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