「無料公開」ってなんで流行ってるの?
かきくけこんにちは、藤本です。
僕、YouTuberの動画を結構好きで見るんだけど、人気のYouTuberって大概オープニングが印象的。だから僕も、人気ブロガーへの第一歩ととして、この挨拶を流行らせていこうと思う。
実は前回のエントリ、僕のブログ史上最強にアクセスがあった。 なぜか。僕の文筆の才能が急に開花したわけでも、ズルをしたわけでもない。LINEの田端さんにリプライを送ったからだ!今回は、これに関連したことについて話す。
@tabbata 先日田端さんが寄稿された「オーケー、認めよう。広告はもはや「嫌われもの」なのだ 」を読んで考えたことを、ブログに書きました。是非一読してください!
— 藤本 遊一 (@Yuichi_Toben) 2017年5月17日
「お金を払って冷蔵庫に広告を貼り付ける」から見えた、お金の未来。 https://t.co/qV5pKpBZ7d
僕には今まで、理屈では「時代遅れだ」とわかっていても、どうしても捨てきれない理想像があった。それは、「良いものを作れば客は後から付いてくる」的な、職人気質なスタイルだ。
僕のイメージ。
ガツガツしてなくて、叩き上げって感じがして、カッコよかった。憧れていた。僕も、そうなりたいと思ってた。でも、それは時代が許さない。
今の「一億総発信者」時代、世の中にはコンテンツが溢れている。「俺は作ったから、あとは風にでも乗って広まってくれ」では、落下してコンテンツの波にうもれてしまう。作ったら終わりじゃない。「届ける」までが仕事なのだ。
だから僕も今回、田端さんにリプライを送った。エントリの内容には自信があったから、ぜひ多くの人に読んでほしいと思ったけど、僕の200人に毛が生えたような数のTwitterのフォロワーに流しても、拡散力は皆無。だったら、エントリのきっかけとなった記事を書いた田端さんに、リプライを送ってリツイートしてもらえれば、多くの人に読んでもらえると思った。 そしたら、リツイートしてもらえた。そしたら、多くの人に読んでもらえた。ただ次もし田端さんにリプライを送るようなエントリを書いたら、その時はコメント付きの引用リツイートをしてもらう。そっちの方が読者が伸びそう。
2ヶ月前くらいの自分は、これを滅茶苦茶ダサいことだと思っていた。這いつくばって是が非でもって感じがクールじゃないし、売名行為みたいだし、なにより、「本当に良いものなら勝手に広まっていく」と信じていた。
でも違った。考え方が変わった。「本当に良いもの」かどうかを判断するのは、自分ではなく他人なんだ。だから、まずは届けなくちゃいけない、知ってもらわなくちゃいけない。そして、良いか悪いかは、その享受者が決める。
このように考え方が変わると、最近よくある「無料公開」の意図も読めてくる。有名なのはキンコン西野さんの絵本の件だけど、それに関して西野さんのブログに掲載されていた言葉は、わりと金言だなと思った。そう、「キンコンのキンゲン」。
人が時間やお金を割いて、その場に足を運ぶ動機は、いつだって「確認作業」で、つまりネタバレしているモノにしか反応していない。
人は「知っているもの」しか買わない。当たり前のようだけど、これはかなり真理をグサリと突いている。今回の僕の主張を、このまま商行為に当てはめて言うなら、売る側がすべきことは、買う側に対して「買うか買わないか」の選択肢の前に、まずは「知っているか知らないか」の選択肢を「Yes」と回答させなければならないのだ。
考え方が変わった今、ぼくはスゴイ清々しい気持ちだ。変な呪縛から開放され、体がとても軽い。50mを8秒7くらいで走れそうだ。
これから僕は、自分のツイートやブログをどんどん有名人にメンションしていく。見苦しくなんかない。「俺、結構いいこと言ってるのになんでフォロワー増えないんだろうなー」って考えてる方が見苦しい。やめろ、それは3ヶ月前の僕だ。僕のツイートやブログが面白いかどうかを判断するのは僕じゃない、読者だ。そのためにも、まずは「知っているか知らないか」フェーズを、少しでも多くの人にクリアしてもらわなければ。
これがその、面白いこと言ってるかもしれない、例のアカウントです。
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